テディベア作りのこれまでとこれから
最近は増えてきているそうですが、まだまだ少数派の男性テディベア作家。そんな男性作家である私ですが、やはりテディベアを作り始めたきっかけをよく尋ねられます。ここでは、テディベアを作りはじめた背景や、その後の活動などを紹介します
- 自己紹介
- チームちびクマとは?
- テディベア作りのこれまでとこれから
テディベア作りを始める下地
過去を振り返ると、「幼少時代のぬいぐるみへの関心」「野生のクマへの関心」という下地があったため、自然とテディベア作りに熱中していったように思います。
お恥ずかしい話ですが、もともと幼少の頃から動物のぬいぐるみが好きでした。動物好きなのはもちろんのこと、それがもたらす安心感が心地よかったのかなと思います。ただし、時が流れだいぶ年を重ねた近年は、だいぶ関心が薄れていました。
また、野生のクマに関心を抱くようになったのは、2004年秋頃からです。当時はクマが人里に降りてきて農作物を漁るなど人間社会との軋轢が生じていた報道をよく耳にしていました。そんな背景もあり、野生の熊に関心を持つようになりました。その後もグリズリーやアメリカクロクマを中心に写真集を集めるなど、熊の力強さ、優しさに魅了されていったのです。
アーティストテディベアの存在の発見
2004年秋に名古屋の某書店で開かれていたテディベア展を偶然に見つけました。どのような展示かは判らないまま何となく覗いてみたのです。
それまではクマのぬいぐるみしか知らなかった私が、テディベア作家という職業を初めて知り、また作家によるテディベアのデザインの多様さに感嘆しました。ぬいぐるみのようにデフォルメされた可愛い姿形だけでなく、野生の熊のような力強さを感じさせるものもあり、そのデザインには引き付けられるものがありました。
その後しばらくはテディベアからは遠ざかっていました。ところが、2005年2月に小さな白いテディベア「ちびクマ」をもらったことからテディベア熱が再発しました。アーティストベアとは全然かけはなれたちびクマですが、不思議なことにテディベアへの思いを一気に高めたのです
テディベア製作への第一歩
しかし、テディベア熱が高まってもその価格の高さに躊躇して、購入することができません。そんなとき、2005年4月頃に「テディベア作りはキットもあるしそう難しくものではない」ということを耳にしました。
いろいろ調べたら、teddybeargallery.netさんがジャーマンモヘアとハードボードジョイントを使った本格的なキットを販売されているのを見つけました。必要な道具もあわせて揃えられて、テディベア作りの説明も丁寧だったので、これがよさそうと購入してみました。でき上がりは稚拙なものでしたが、平面のモヘアから立体のテディベアができる過程が楽しくて、それ以来はまってしまいました。
オリジナルベアへの挑戦
2005年は書籍に掲載されているパターンを使うなど、テディベア作り自体の練習を続けていました。そのうちにそれに飽きたらず自分でパターンを作成してみたい思いが高まり、翌年2006年4月から1年間、名古屋のファンシーワークスさんの講師養成コースに通い、テディベア作りの基礎を学び、今に至ってます。
現在は、野生クマの写真や映像を参考に、独学で自分なりのテディベアを求めて作品作りを進めています。テディベア作りは学べば学ぶほどその奥深さを感じます。それは悩みの種でもあり、楽しみでもあり、まだしばらくはテディベア作りに熱中しそうです。